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HEVとPHEVの違いは?どちらがいいかメリット・デメリットで徹底比較!

記事公開日:2026年2月3日
※本コラムは、公開日時点で確認した内容に基づいたものです。現在の価格・内容と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。現在の価格・内容に関しては、島根トヨタのスタッフにお尋ねくださるようお願いいたします。
7_HEVとPHEVの違い
そろそろ車の買い替えを検討し始めたけれど、「HEV」や「PHEV」といった用語の違いがよく分からずに困っていませんか?

カタログを見ても専門用語が多く、結局どちらが自分の生活にお得で便利なのか、判断するのは難しいものです。
高い買い物だからこそ、購入してから「あっちにしておけばよかった」と後悔することは避けたいですよね。

この記事では、HEV(ハイブリッド車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)の違いを、専門知識がない方にも分かりやすく解説します。

それぞれのメリット・デメリットやコストの違いを比較し、あなたのライフスタイルにはどちらが合っているかを判断する材料を提供します。

読み終わる頃には、自信を持って自分にぴったりの一台を選べるようになるでしょう。

HEVとPHEVの決定的な違いとは?

HEVとPHEVはどちらもエンジンとモーターを搭載した環境対応車ですが、その使い勝手には明確な違いがあります。
両者の違いを一言で表すと「電気自動車(EV)としての性格の強さ」です。

ここでは、構造や機能面における決定的な3つの違いについて解説します。

外部充電ができるかどうかが最大の差

最も分かりやすい違いは、外部からの電源を使って車載バッテリーに充電できるかどうかという点です。

PHEVの頭文字にある「P」は「Plug-in(プラグイン)」を意味しており、コンセントプラグを車に差し込んで電気を補充できることを示しています。
つまりPHEVは、ガソリンスタンドに行かなくても自宅や充電スポットでエネルギーを補給できる車です。

一方でHEVは、外部充電の機能を持ちません。
走行中にエンジンが発電したり、ブレーキをかけた際のエネルギーを回収(回生)したりして、内部で自動的にバッテリーへ充電を行います。

そのためユーザーはガソリンの給油のみを行えばよく、充電という作業を意識する必要がありません。
この「充電の手間がない」という点は、従来のガソリン車と同じ感覚で使えるHEVの大きな特徴です。

 
項目 HEV
(ハイブリッド車)
PHEV
(プラグインハイブリッド車)
外部充電 不可 可能(自宅や充電スポット)
主なエネルギー源 ガソリン 電気+ガソリン
給油の必要性 必須 必須(ただし頻度は減る)
充電の手間 なし あり(任意)

搭載するバッテリー容量の大きさ

2つ目の違いは、車に積んでいる駆動用バッテリーの容量です。

PHEVは外部から充電した電気をたっぷり貯めておくために、HEVよりもはるかに大きなバッテリーを搭載しています。
スマートフォンに例えるなら、HEVは内蔵の小さな電池で動くのに対し、PHEVは大容量のモバイルバッテリーを背負っているようなイメージです。

バッテリー容量が大きいということは、それだけ多くの電気エネルギーを蓄えられることを意味します。
これによりPHEVは、エンジンを使わずにモーターの力だけで力強く長時間走ることが可能になります。

一方でHEVのバッテリーはあくまでエンジンの補助や短時間のモーター走行用として設計されているため、容量は必要最小限に抑えられています。

このバッテリーサイズの違いが、車両価格や車内の広さ、重量にも影響を与えています。

モーターだけで走れる距離の長さ

バッテリー容量の違いは、そのまま「BEV走行(電気のみでの走行)」ができる距離の差となって現れます。

PHEVは満充電の状態であれば、車種にもよりますが数十キロメートルから100キロメートル程度を電気だけで走行できます。
これは日本の平均的な自家用車の1日あたりの走行距離を十分カバーできる数字です。

対してHEVも発進時や低速時にモーターのみで走行することはできますが、その距離は数キロメートル程度と非常に限定的です。
少し速度が上がったりアクセルを強く踏み込んだりすると、すぐにエンジンが始動して走行をアシストします。

つまりPHEVは「基本は電気自動車として使い、電池が切れたらハイブリッド車になる」乗り物であり、HEVは「常にエンジンとモーターが協力して走る」乗り物であると言えます。

HEV(ハイブリッド車)を選ぶメリット・デメリットは?

(左端):X(2WD)
日本国内で最も普及している電動車であるHEVには、多くの人に選ばれるだけの理由があります。
しかし、すべての人にとって万能というわけではありません。

ここではHEVを選ぶ際のメリットとデメリットを整理し、どのような価値があるのかを深掘りします。

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車両本体価格を安く抑えられる

HEVを選ぶ最大のメリットは、PHEVと比較して車両本体価格がお求めやすいことです。

搭載するバッテリーの容量が小さく、外部充電のための部品も不要なため、製造コストを抑えることができます。
同じ車種でガソリン車、HEV、PHEVがラインナップされている場合、HEVはガソリン車よりは高いものの、PHEVよりは数十万円から百万円ほど安く設定されることが一般的です。

初期費用を抑えられることは、購入のハードルを大きく下げてくれます。
例えば予算が限られている場合でも、HEVなら上位グレードを選べたり、オプション装備を充実させたりする余裕が生まれるかもしれません。

コストパフォーマンスを重視し、手頃な価格で燃費の良い車に乗りたいと考える方にとって、この価格差は非常に魅力的な要素となります。
 
比較項目 HEVのメリット 具体的な恩恵
車両価格 比較的安価 予算内でワンランク上の車が狙える
導入コスト 工事不要 充電設備の設置費用がかからない
リセール 需要が高い 中古車市場でも人気があり値落ちしにくい

充電設備や手間を気にせず乗れる

HEVは外部充電を必要としないため、自宅に充電設備を設置する工事がいりません。

マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいで、駐車場に自由にコンセントを設置できない方にとっては、これが決定的なメリットになります。
車を買うために引っ越しや管理組合との交渉をする必要がないのです。

また、日々の運用においても「充電忘れ」を気にする必要がありません。
帰宅後に毎回ケーブルを繋ぐ手間や、出先で充電スポットを探すストレスから解放されます。

ガソリンが減ったらスタンドで給油する、という従来のカーライフのスタイルを変えることなく、高い燃費性能の恩恵だけを受けられるのがHEVの強みです。

ガソリン車に近い感覚で運用できる

運転感覚や使い勝手がガソリン車と大きく変わらないことも、HEVが広く受け入れられている理由です。

エンジンの音が聞こえる安心感や、アクセル操作に対する反応などが自然で、これまでガソリン車に長く乗ってきたドライバーでも違和感なく乗り換えることができます。

長距離ドライブの際も、充電時間を計算に入れて休憩プランを立てる必要はありません。

全国どこにでもあるガソリンスタンドで数分あれば満タンにできるため、時間のロスがなくスムーズに移動できます。

この「変わらない使い勝手」と「優れた燃費」のバランスの良さが、HEVの最大の魅力と言えるでしょう。

モーター走行の距離や範囲が限定的

一方でデメリットとして挙げられるのは、モーターのみで静かに走れるシーンが少ないことです。

早朝や深夜の住宅街など、エンジン音を響かせたくない場面でも、バッテリー残量や暖機運転の都合で意図せずエンジンがかかってしまうことがあります。
完全な電気自動車のような静寂性を常に期待することはできません。

また、電気の力だけで走れる距離が短いため、ガソリンを使わずに移動することは不可能です。
どれだけエコ運転を心がけても必ずガソリンを消費するため、ガソリン代がゼロになることはありません。
環境意識が非常に高い方や、ガソリンスタンドに行く回数を極限まで減らしたいと考える方にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。

PHEV(プラグインハイブリッド車)を選ぶメリット・デメリットは?

Z(PHEV)
「電気自動車とハイブリッド車のいいとこ取り」と言われるPHEVですが、その性能をフルに活かすには条件があります。
PHEVを選ぶことで得られる特別な体験と、購入前に知っておくべき注意点について解説します。

日常の移動を電気のみで完結できる

PHEVの最大のメリットは、買い物や送迎、通勤といった日常的な短・中距離の移動であれば、ガソリンを一滴も使わずに電気だけでこなせることです。

夜間に自宅で充電しておけば、翌日はEVとして静かで滑らかな走りを楽しめます。
エンジン特有の振動や騒音がないため、車内は非常に快適な空間となります。

近場の移動が中心のユーザーであれば、しばらくガソリンスタンドに行かずに済むというケースも珍しくありません。
ガソリン価格が気になる時期でも、比較的安価な電気代だけで車を動かせるため、ランニングコストを大きく抑えることができます。

電気の力強い加速感を味わいながら、環境にも財布にも優しいカーライフを送れるのがPHEVの醍醐味です。
 
比較項目 PHEVのメリット 具体的な恩恵
走行性能 BEV走行が可能 静粛性が高く、加速がスムーズ
燃料代 節約可能 日常利用なら電気代のみで済む
環境性能 CO2削減 排気ガスを出さないゼロエミッション走行

非常時などに家電へ給電できる

PHEVが持つ大容量バッテリーは、走るためだけでなく、電気を取り出して使うための巨大な蓄電池としても機能します。
多くのPHEVにはAC100Vのコンセントが装備されており、車内でパソコンやドライヤー、ホットプレートなどの家電製品をそのまま使うことができます。

キャンプやアウトドアでの利用はもちろん、最も真価を発揮するのは災害による停電時です。
ガソリンが入っていればエンジンで発電を続けられるため、一般家庭の消費電力なら数日分の電気をまかなうことができます。

「動く発電所」としてライフラインを確保できる安心感は、PHEVならではの大きな価値です。

補助金活用で実質負担を下げられる

環境性能に優れたPHEVは、国や自治体からの補助金対象となっていることが多く、HEVよりも手厚い優遇を受けられます。
特に国からの「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」は、年度や車種によっては数十万円単位の支給額となることがあります。

さらに自動車重量税や環境性能割といった税金の免税・減税措置も充実しています。
車両本体価格はHEVより高くても、これらの補助金や減税分を差し引くことで、実質的な購入価格差を縮めることが可能です。

購入を検討する際は、必ず最新の補助金情報をチェックし、トータルの出費で比較することが重要です。

自宅への充電設備設置が必要になる

PHEVの性能を最大限に引き出すためには、自宅に充電用のコンセントやスタンドを設置することが強く推奨されます。
外部充電ができなくてもハイブリッド車として走ることは可能ですが、それでは重いバッテリーを運んでいるだけの燃費の悪い車になってしまいます。

持ち家であれば数万円から十数万円の工事費で設置できますが、賃貸やマンションの場合は管理組合の許可が必要だったり、そもそも設置が難しかったりとハードルが高くなります。

自宅で充電できない環境であれば、わざわざコストの高いPHEVを選ぶメリットは半減してしまうと言えるでしょう。

車両重量増により燃費が落ちる場面も

大容量のバッテリーや充電システムを搭載している分、PHEVは同クラスのHEVに比べて車両重量が200kg〜300kgほど重くなる傾向があります。
車が重いということは、それだけ動かすのに多くのエネルギーが必要になるということです。

充電した電気がなくなってハイブリッドモードで走行する場合、この重量増が影響して燃費数値がHEVよりも劣ることがあります。
高速道路での長距離移動など、エンジン主体で走るシーンが多い使い方では、期待したほどの燃費性能が得られない可能性がある点は理解しておく必要があります。

結局、あなたにはどちらがおすすめ?

HEVとPHEVそれぞれの特徴を見てきましたが、最終的にどちらを選ぶべきかは、あなたの住環境や車の使い方によって決まります。
ここでは3つの判断基準を提示し、あなたにおすすめのタイプを診断します。

自宅に充電環境を設置できるならPHEV

最も分かりやすい判断基準は「自宅で充電ができるか」です。

戸建てにお住まいで充電用コンセントの設置工事が可能、あるいは既に設置済みであれば、PHEVを強くおすすめします。
寝ている間に充電し、起きたら満タンの状態で出発できる利便性は、一度体験すると戻れない快適さがあります。

逆にマンション住まいで充電設備の設置が難しい場合は、HEVの方が無難な選択です。
わざわざ商業施設の充電スポットに通うのは手間がかかりますし、充電待ちの時間も発生します。

無理にPHEVを選ばず、運用のラクなHEVを選ぶ方がストレスのないカーライフを送れるでしょう。

初期費用を抑えて手軽に乗るならHEV

予算を重視する場合や、週末しか車に乗らないようなライトユーザーにはHEVがおすすめです。
車両価格がお求めやすい分、購入時のローン負担なども軽くなります。

「難しいことは考えずに、燃費が良くて便利な車に乗りたい」というニーズに対して、HEVは最適な回答となります。

充電ケーブルの取り回しや電気代の計算などを気にする必要がなく、誰でも簡単にエコカーの恩恵を受けられるのがHEVの良さです。

平日の短距離移動が多い人はPHEV向き

毎日の通勤や子供の送り迎え、近所のスーパーへの買い物など、1日の走行距離が30km〜50km程度で収まる方にはPHEVが最適です。

この使い方であれば、平日はガソリンを一切使わず、電気自動車として運用できるからです。
ガソリンエンジンのメンテナンス頻度を下げられる可能性もあり、ランニングコストの削減効果を最も実感できるパターンです。

週末の遠出ではエンジンの航続距離を活かして不安なく走れるため、日常の経済性とレジャーの自由度を両立させたいアクティブなファミリー層にもPHEVは適しています。
 
判断基準 おすすめタイプ 理由
自宅充電 可能ならPHEV 利便性と経済性を最大化できる
予算 重視ならHEV 車両価格が安く導入しやすい
主な用途 近距離ならPHEV 電気のみで走行し燃料代削減
手間 かけたくないならHEV 給油だけで運用できラク

まとめ

この記事の要点をまとめます。
・最大の違いは「外部充電」。HEVは給油のみでOK、PHEVは自宅で充電してEVとして使える。

・選び方の基準:自宅に充電環境があり、短距離移動が多いならPHEV、コストと手軽さ重視ならHEV。

・コストの考え方:PHEVは車両価格が高いが補助金が手厚い。燃料代だけで元を取るのは難しいが、給電機能などの付加価値がある。

HEVとPHEVは、どちらが優れているかというよりも「どちらがあなたの生活にフィットするか」という違いです。
毎日のように車を使う方や、新しい技術やエコライフを楽しみたい方にとって、PHEVは最高のパートナーになるでしょう。

一方で、手間なく経済的に車に乗りたい方には、完成された技術であるHEVが堅実な選択肢となります。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください。
ハピカラコラム
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