車内の正しい除菌方法

こまめな手洗いや消毒を心掛けている方が多いと思いますが、愛車の除菌はどうされていますか？
もうやっている！という方の中でも、ハンドル周りのみで済ませている場合が多いかもしれません。

確かに一番触る機会が多いハンドルですが、この画像を見ると、私たちはクルマに乗ってから降りるまでにこんなに多くの場所を触って操作しています。
もしも手にウィルスが付着していたら…気付かないうちに車内がウィルスまみれ！なんてことになるかもしれません。

アメリカの研究グループの発表(※1)によると、新型コロナウイルスついて、プラスチック上では2~3日の残存が認められたそうです。

ささっと手早く除菌するために、アルコールや次亜塩素酸を含むウェットシートやスプレーをして拭き取っている方もおられますが、プラスチックや金属、ゴム部分への変色や劣化などの原因となるためお勧めできません。(※2)

車内用除菌スプレーの作り方

そこで、愛車を傷めることなく除菌できる車内除菌スプレーの作り方をご紹介します。
ご家庭にある食器用洗剤で簡単に作れるので、ぜひお試しください。
経済産業省の発表によると、新型コロナウイルスは洗剤に含まれる界面活性剤で効果的に除去できるので、クルマだけでなく机やドアノブ等様々な場所でお使いいただけます。

【作り方】
水またはぬるま湯500mlに食器用洗剤小さじ1杯(5ml)を入れ軽く混ぜ合わせ、スプレー容器に移します。

食器用洗剤は、成分に「界面活性剤」の表記があることをご確認ください。また、効果が確認された製品名が研究機関により発表されていますのでご参考になさってください。
［独立行政法人製品評価技術基盤機構］https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html

【使い方】
①清潔な布やキッチンペーパーに、作ったスプレーを吹き付けてから、やさしく拭き取る。
②5分程度おいてから、水拭きをして洗剤を拭き取る。拭き残しがあると劣化の原因になるのでしっかり水拭きしましょう。
③乾いた布やキッチンペーパーで乾拭きしましょう。

また、車内で直接除菌スプレーを噴射すると、スイッチ類から溶液が入り込み、発煙・発火する恐れがあるため、必ず布等に吹き付けてから拭き取りを行ってください。
作り置きした液は効果が落ちるので、その都度使い切りましょう。

【使用上のご注意】
・手指、皮膚には使用しないこと
・スプレーから直接噴射しないこと

[参考]
※1)アメリカ国立アレルギー・感染症研究所（NIAID）によるNEJM誌オンライン版2020年3月17日号のCORRESPONDENCE
※2)経済産業省2020年5月29日発表　「次亜塩素酸水」の空間噴霧について（ファクトシート）

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